【iCAD用便利ツール】製図補助ツール

自作ツール

概要

iCAD SX での製図時によく使うコマンドや便利な機能を集約したツールです。

3Dでの検討・設計が完了したら製図(図面バラシ)を行います。この段階では使用するコマンドが寸法の作成や編集に限られており、コマンドのオプションを逐一変更しながら作業を進めることになります。

そこで、製図時に使用頻度の高いコマンドや便利な機能を集約したツールを作成しました!

このツールをサブディスプレイなどに表示しておけば、製図作業の効率化ができます。

導入方法

事前準備

導入前に必ず、iCADインストールフォルダごとバックアップを作成してください。

本ツールはiCADのSDKを利用して作成されています。あらかじめiCAD SX の.NET連携機能を有効にしてください。

.NET連携機能有効化の手順

  1. スタートメニュー → iCAD SX 環境設定ツール → .NET連携セットアップ を起動する。
  2. ポート番号を「3999」(初期設定値のまま)にし、「.NET連携を有効にする」のチェックをONにする。

インストール

以下よりプログラムをダウンロードしてください。

ダウンロードしたプログラムを以下の手順で登録してください。

  1. ファイルを解凍する
  2. DimensioningTool.exeをiCADインストールフォルダ\USER\BINへコピー
  3. コピーしたフォルダ内のDimensioningTool.exeを直接実行するか、デスクトップ等にショートカットを作成して実行します。
    任意でコマンドメニュー、アイコンメニュー、ショートカットなどに登録も可能です。
    登録コマンド「;EXEC /%ICADDIR%\USER\BIN\DimensioningTool.exe/ @GO」
    ショートカットキーの登録方法はこちらの記事を参照ください↓

使用方法

本ツールを起動すると以下の画面が出てきます。

使用方法は以下の手順です。

  1. 使いたいコマンドをクリックする
  2. iCAD上でそのコマンドが有効になる

半自動製図

半自動製図機能はこちらの記事で配布しているマクロを本ツールへ統合・機能UPしたものです。

実行すると3Dモデルから、寸法付きの六面図を自動作成します。

注意点

  • 実行すると既存のビューは削除されます!ご注意ください。
  • 実行後の寸法のずれなどは手作業で修正が必要です。

ビュー間距離を短くしすぎるとエラーになることがあります。

その場合はビュー間距離を大きくし、再度、半自動製図を実行してください。

寸法を作成したくない部品がある場合は、ブラインドパーツに設定してから半自動製図を行ってください。

半径寸法の(R)のみ

“(R)のみ”ボタンを使うと、(R)の寸法を作成できます。

ご利用について

本ツールはあらかじめ以下の環境にてテストをしてから配布をしておりますが、万が一損害が生じた場合の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。

テスト実施済環境

  • iCAD SXのバージョン:V7L7
  • OS:Windows 10
  • 本プログラムに関する著作権等の知的財産権はものづくりのススメ-しれっとプロジェクトに帰属します
  • 本プログラムは一切の保証なく、現状で提供されるものであり、正常動作等について作者は保証を行いません
  • 本プログラムに関して発生するいかなる問題も利用者の責任により解決されるものとします
  • 本プログラムに関して発生するいかなる損害に対しても作者は責任を負いません

スタッフクレジット

本ライブラリは、以下のメンバーにより制作しております。

スポンサー支援のお願い

このように、ものづくりのススメでは「しれっとproject」というコミュニティにおいて、設計者の方々のために役立つツール開発などを行っております。

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今後も皆さんに役立つツール開発を行っていきますので、どうぞよろしくお願いします。

お問い合わせ

本ツールに関する不具合、ご要望等はお問い合わせフォームにてご連絡ください。

ゆー

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【iCAD用便利ツール】オートインポート

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