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仕事を探そうと求人票を閲覧していると、「外観検査」や「検品」という仕事が掲載されているのをよく目にすると思います。
そこには、
などと書かれており、なんだか「自分でもできそうなのかなぁー」なんて興味を持つ方もいると思います。でも、
製造業とか工場勤務ってなんか体力的にキツいイメージあるし、本当に自分にもできるもんなのかな?
なんて、少し不安になりますよね。
会社側は働き手を増やしたいと考えているので、その気にさせるような表現を使って求人票書いてますからね笑。
もし勢いで応募して働いてみたものの、「やっぱり自分には合わなかったなー」といってすぐ辞めてしまうとなると、それまで時間をかけて職探しをしてきたものが無駄になってしまいます。
なので可能な限り、職探しの段階で「外観検査がどんな仕事なのか?」というのを、実態レベルで知っておきたいですよねー
ここでは自動車部品の製造現場で検査関係の業務を8年間担当していた私が、「外観検査」ってどんな仕事なの?を詳しくご紹介していきます。
この記事が「外観検査」のお仕事に興味を持つ方のお役に立てたら幸いです。
私の実体験のお話もいくつかしていきますね。
外観検査の仕事の内容は、その会社が作った製品に傷・汚れ・変形などの欠陥がないかを確認する仕事となります。
なぜこのようなことをするかというと、その会社が作った製品や食品を消費者に使用していただく上で、その製品が「安心・安全」であることを感じていただくためなんです。
よく国内外問わず「日本の製品は高品質だ」なんて言われておりますが、その日本の品質を裏で支えているのが外観検査のお仕事なんです。
外観検査は製品を作る会社であれば無くてはならないものですので、
などなど、あらゆる業界で必要となるお仕事なのです。
工場勤務に対して体力的にキツいイメージを持っている方は少なくないと思います。
ですが外観検査においては、製品が「片手で扱えるサイズと重さ」であれば体力は無くても大丈夫です。
私が行っていた体力を必要としない作業の一例をご紹介します。
『手のひらに収まるサイズのアルミ素材』の自動車部品
1箱の検査にかかる時間は45分ほどで、その間は手元だけを動かす座り仕事なので汗一つかきません。
製品の持ち運びについても、完成品の入った箱が軽いので体力はいりませんでした。
体力に不安を抱えている方は、面接の時に「扱う製品についての質問」をしておけば安心です。
自分の持ち場で作業を開始したらずっと同じ姿勢で作業をします。
私は4時間くらい黙々と作業したこともありましたよ。一人でじっと作業をするのが好きな方にはお勧めです。
ただ、もし同じ姿勢に疲れてきたら「軽いストレッチ」や「目を休める」という時間を自由にとることが出来ます。
意外と自分のペースで作業が出来たりもするので面接の時などに確認してみてください。
また、職場によって立ち仕事・座り仕事などに分かれるので合わせて確認してください。
他の人と協力や連携して作業するのはちょっと・・・
という感じでコミュニケーションが苦手な方でも大丈夫です。
というのも、外観検査は一人で黙々とする作業がメインになるからです。
ただ全く誰とも喋らないというわけでは無くて、人によっては休憩時間のおしゃべりをする方もいらっしゃいますので皆さん楽しく働いています。
汗をかいて働くのは嫌だ!!!
などのような方でも空調が効いている部屋での作業が多いので働きやすいです。
実は現場関係の仕事の中では、外観検査員の職場環境はかなり恵まれたお仕事なのです。
なぜなら現場仕事でありがちなのが、安全のために
という環境で汗をかくのが当たり前なのです。
もちろん冬は暖房が効いて寒くないですよ。
外観検査とはキズや汚れなどの細かい物を見るお仕事になります。
なのでこのような作業が苦じゃない人は外観検査のお仕事が向いています。
一方で
老眼がキツいから見る作業はしんどい(涙)
という方には大変なお仕事になりがちです。
そうは言っても老眼鏡をかけて検査している方も全然いますよ
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