壁に固定された丸棒に、ねじり荷重を加えます。
このとき、丸棒に発生するねじり応力の最大値を求めてください。
ここで、TB=3 N・m、TC=4 N・m、L1=300 mm、L2=400 mmとします。
また丸棒はd=30 mmの中実軸とし、極断面係数は以下の式で計算できるとします。
壁に固定された丸棒に、ねじり荷重を加えます。
このとき、A・Cに発生するねじり荷重TA、TCを求めてください。
ねじり荷重の問題に限らず、材料力学の問題を解く上での基本は、以下の3ステップです。
まずは釣り合いの式を立てます。
壁に固定されておりますので、丸棒は壁から反力を受けます。壁から受ける反力をTAとしてモデルを書き直すと、下記のとおりとなります。
では続いて、丸棒を仮想的に切り離し、内力を求めていきます。
まずはAB間で仮想的に切り離し、方程式を立てます。
よって、AB間で発生するねじり応力の最大値は、
ポイント
τ | ねじり応力 |
T | トルク |
Zp | 極断面係数 |
続いて、BC間で仮想的に切り離して考えてみます。
よって、BC間で発生するねじり応力の最大値は、
ここで、(1-3)式と(1-5)式を比べてみますと、どの数値も正の値なので、区間ABで発生するτABの方が値が大きいことがわかります。
そして、τABの各文字部に、それぞれ値を代入して計算をします。
これが答えです。
まずは基本に忠実に、釣り合いの式を立てていきます。
棒は壁から反力を受けるため、Aで受ける反力をTA、Cで受ける反力をTCとすると、釣り合いの式は以下のとおりとなります。
しかし、(2-1)式には未知数(TA、TC)が2つに対して、式が1つしかなく、このままでは問題を解くことができません。
つまり、この問題は不静定問題です。
不静定問題はどのように解くか?
それは、変形量に着目をして、もう一つの式を立てます。
ねじり荷重の問題における変形量とは、ねじれ角φです。
しかし、棒の両端が壁に拘束されていることから、以下の式が成り立ちます。
ここで、ねじれ角とひずみの関係を使うと、(2-2)式は以下のようになります。
ポイント
γ | ねじりひずみ |
r | 棒材の半径 |
φ | ねじり角 |
L | 棒の長さ |
続いて、フックの法則を使うと(2-3)式は以下のようになります。
ポイント
τ | ねじり応力 |
G | 横弾性係数 |
γ | ねじりひずみ |
そして、ねじり荷重とねじり応力との関係より、(2-4)式は以下のようになります。
ポイント
τ | ねじり応力 |
T | トルク |
Zp | 極断面係数 |
これで2つめの式ができました。よって、(2-1)式と(2-5)式を解くことで、答えを求めることができます。
これが答えとなります。
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ねじりの応力の導出を解説
【まとめ】材料力学の応力の計算方法のロードマップ