在宅ワークで機械設計をするための必須アイテム【業務環境は大事】

仕事 更新:

在宅ワークで機械設計の仕事をしないといけなくなったんですが、仕事を効率良くこなすための、おすすめアイテムがあれば教えてください。

このような質問について、お答えしていきます。

私は普段、機械メーカーで設計の仕事をしております。

先日、新型コロナウィルス感染症拡大による緊急事態宣言が発令されたことを受けて、私の会社では必要時を除いては、リモートワークを基本とするよう指示がされました。

ただ、私の職場の人の話を聞いていると、在宅ワークの勤務にやりづらさを感じている人が結構多くいます。

おそらく私が務めているような製造業では、いまだに紙の図面を中心に業務をしていたり、現物確認が基本となっていたりなど、まだまだアナログチックな業務形態が主流であるためであると思います。

リヴィ
実際に職場の人とリモートワークの状況について話を聞いてみると「図面や資料が見にくい」のほかに、「家にはこたつ机しかなく仕事がしづらい」「周りの生活音がうるさい」「なんか一人で黙々と作業するのが苦手」というような人が多いですね。

そこで今回は、在宅ワークで設計業務をするなら絶対に買っておくべきものについてご紹介します。

今後、緊急事態宣言が解除されてからも「今までのような会社へ通勤するのが当たり前の日常には戻らない」「在宅ワークも活用しながら仕事をすることが標準になる」とも言われております。

政府から給付される10万円の一部を使いながらも、これから先の働き方に対応できるように、在宅ワークの環境を整えていきましょう。

ノイズキャンセリング付きイヤホン・ヘッドホン

これは今回私が紹介する中で、ダントツで推す商品です。

在宅ワークをしてみて気づいた人も多いかと思いますが、意外と周りの生活音って気になりますよね。

子供の声、家族がテレビやユーチューブを見ている音、トラックや救急車の音、電車の音、近所や外の人の話し声など、職場とはまた違ったノイズが一日中入ってきます。

Twitterを見ていると、毎日のように自粛警察からの騒音の苦情のツイートが流れており、その度に物議を醸し出しています。

かといって、窓や部屋のドアをずっと締め切ったままだと、部屋の空気がこもってしまい、気分が悪くなります。

そんな時こそ、ノイズキャンセリング付きイヤホン・ヘッドホンを購入するべきです。

中でも以下の2つは定番ですが、めちゃくちゃおすすめです。


Air Pod Proは私の弟が、Sonyのヘッドホンは私自身が使用しておりますが、着けた途端、音が消えます。

より正確に言うと「よーーく耳を済ませないと音が聞こえないぐらいのレベル」になります。

必ずしも音楽を聞く必要はなく、音を流さずにノイズキャンセリング機能をONにしているだけでも十分です。

リヴィ
値段は見ての通り張りますが、自分がノイズキャンセリング付きイヤホンを着けているだけで、ストレスを溜めたり、ツイッターで愚痴をぶちまけたり、近所の人と揉め事を起こしたりという毎日から一瞬で解放されます。

在宅ワークで快適に働きたい人は、今すぐ購入してください。

集中はしたいけれど、一人で作業するのが苦手な人は・・・

なんだか一人で頑張っていると、だんだん虚しくなってきたり、すぐ飽きたりしてきて、気がついたらツイッターやYoutube、Netflixを見てしまっているという人も多いのではないでしょうか。

このような人は、Youtubeで「勉強ライブ」の配信をディスプレイに映しながら作業するのがおすすめです。

https://youtu.be/jZhPijW7dI4

この動画は、24時間365日、学生を中心に、自宅で作業をしている人たちが黙々と勉強をしている映像が流れます。

録画と生放送を切り替えながらやっているそうですが、この映像を見ながらやると、頑張ろうという気持ちになれます。

動画では、集中がしやすいように、雨の音や自動車の音、ピアノの音などの音声が流れています。

ただ、たまに変なSEが入るので、私はミュートにして仕事をしています。

パソコン用デスク

このパソコン用デスクについて「当たり前すぎる!」という人もいるかと思います。

もちろん私も今までは、自宅にパソコン机があることは当たり前のことだと思っておりました。

しかし、周りの人から聞くとパソコン机を自宅に持っていないという人が結構いてビックリします。

リヴィ
その人達に「どうやって在宅ワークしているの?」と聞くと、「ダイニングテーブル」とか「こたつ机」とか「ベッドの中で」とかだったりして、どう考えても1日8時間作業できるわけないじゃんという状態だったりします。

在宅ワークをするためのパソコン用デスクは、必ずサイズを見てから購入してください。

最低でも必要なサイズはズバリ「横幅90cm以上、奥行き60cm以上」です。

これぐらいの広さがあると、机を広々と使う事ができます。

さらに、デュアルディスプレイで作業する人は、「横幅100cm以上、奥行き60cm以上」のものにしてください。

それは、後述する「モニター台」の寸法に関わってくるからです。

その他、棚や引出し、ワゴンなどは好みで選べばよいですが、

デスク周りに色々と配置しすぎると、せっかくの広々とした机が台無しになるので注意してください。

もし家にパソコン用デスクがないという人は、今すぐアマゾンでポチって購入してください。

パソコン用チェア

デスクときたらチェアですが、チェアはダイニングチェアではなく、パソコン専用で購入してください。

パソコン用チェアは次のような特徴を持つものがおすすめです。

  • 蒸れにくい素材であるもの
  • 高さ調節ができるもの
  • 腰の部分を背もたれに当てることができるもの
  • 座面のクッションがしっかりしているもの

これらを踏まえて、比較的安いものとなると、以下のようなものがあります。

肘掛けについては一見すると便利に思えるのですが、実際に使ってみると、肘掛けが机の縁とぶつかって邪魔になることが多いので、個人的にはなくてもよいと思います。

ちなみに、この椅子にはリクライニングがついていませんが、これもなくてもいいと思っています。

リクライニングを倒しながら仕事をすると呼吸が浅くなりやすいため、集中力が切れやすくなったり、眠くなりやすかったりしてしまいます。

外部ディスプレイ

机が広々としていると作業がしやすいように、ディスプレイも広々としている方が効率が劇的に上がります。

パソコンは多くの人が会社から支給されていると思いますが、ディスプレイサイズが15インチ以下の場合は外部ディスプレイを買ってください。

PDFやCADのViewerを使って図面を見る時には、最低でもこれぐらいのディスプレイサイズが必要です。

図面を見たり、CADを触るのであれば、最低でも21.5インチ以上のディスプレイはほしいです。

リヴィ
外部ディスプレイの使い方としては、ノートパソコンの画面の拡張の設定をして使用するのが基本となります。ノートパソコン本体の画面で「メール確認」「Zoomの会議」、外部ディスプレイの画面で「図面や資料の確認・作成」「インターネットの検索」などを行うといった感じですね。

ちなみに、外部ディスプレイを2つ並べて使う際には、パソコン用デスクの幅にもよりますが、21.5インチ前後のものが丁度いいです。

モニター台

会社から支給されるパソコンがノートパソコンという人が多いかと思いますが、それを机の上に直置きして仕事をするのはやめましょう。

視線が下がりやすく、猫背になりやすいため、肩と首が凝りすぎて化石になります。

視線をあげて、身体への負荷が少ない姿勢で仕事をするためにも「パソコンはモニター台に置き、外付けのキーボードで作業」をするようにしてください。

モニター台は、その下を収納スペースにすることもできる点でもおすすめですが、購入するなら「収納スペースの高さが5cm以上、収納スペースの幅が45cm以上のもの」がよいです(外形の寸法ではないので注意してください。)。

後述する外部キーボードを使わない時には、モニター台の下にスムーズに収納することができ、デスクを広々と使用することができます。

デュアルディスプレイで使用する場合は、モニター台を2つ用意するのが良いです。

ただしその際は、モニター台を2つ並べた時に、モニター台がパソコンデスクの幅を超えないようにサイズを選定してください。

少なくとも、パソコン用デスクは幅100cmは必要ですので、デスクの選定も注意してください。

以下のスタンドだと、デスクの幅が100cmでもギリギリ2つ並べることができます。

テンキーレスの外付けキーボード

外付けキーボードの中でもテンキーレス、つまりキーボードの右側に数字入力のキーが付いていないタイプというのがポイントです。

キーボードの中でも、ノートパソコンは特にUSBポートの数が少ないことから、買うなら無線対応のものがよいです。

設計で使うCADやViewerなどのソフトは、マウス操作で使用することが前提であることがほとんどです。

このようなソフトを使う際にキーボードの右側にテンキーがついていると、

  • マウスの位置が遠すぎて、腕が疲れる
  • このテンキーで数字入力をする度にマウスから手を離す必要があり、効率が落ちる

といった不都合が生じます。

どうしてもテンキーでの数字入力を使いたい人は、別で外付けのテンキーを買って、キーボードの左側に置きましょう。

数字キーだけでなく、Enterキーも左手で入力しやすくなるので、便利です。

まとめ

今回の紹介する、在宅ワークで設計業務をするための必須アイテムは以下の通りです。

  • ノイズキャンセリング付きイヤホン・ヘッドホン
  • パソコン用デスク
  • パソコン用チェア
  • 外部ディスプレイ
  • モニター台
  • テンキーレスの外付けキーボード

今回紹介するものをすべて足し合わせても、10万円あれば足ります。

また、今後は在宅ワークが当たり前になる可能性も十分ありえますので、この際に自宅での業務環境を揃えておきましょう。

今回は以上となります。ご一読、ありがとうございました。


ものづくりのススメでは、機械設計の業務委託も承っております。
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りびぃ

この記事を書いた人

機械設計エンジニア: りびぃ

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