ステンレスの包丁でも錆びますよ。包丁を長持ちさせる方法

シンク 雑学

この前、私が家にいたときに、喉が渇いたのでキッチンへ向かうと、水を貯めたボールの中で包丁が浸されておりました。

私「包丁すぐ洗ってしまいなよ。錆びるよ?」

嫁「えー、でもその包丁ステンレスだよ?」

私「ステンレスでも錆びるよ。」

嫁「え、そうなの?」

ステンレスという言葉は「Stain(汚れ)」と「Less(無い)」という言葉からできた造語です。

その名のとおり、確かに鋼の包丁に比べれば、ステンレス包丁は圧倒的に錆びにくいです。(というか、ステンレスも鋼の一種だとツッコミたいのですが、そこは置いといて・・・)

そもそも何故、ステンレスは錆びにくいかというと、
ステンレスの表面には、錆びを防止するためのバリアーがあるためです。

ですが、このバリアーが破壊されてしまうと、ステンレスであっても錆びが発生します。

長持ちさせる方法は、すぐ洗って、よく水分をとる

結論から言うと、ステンレス包丁を長持ちさせる方法は、

包丁を使ったら、すぐ洗って、よく水分をとることです。

使ったら使いっぱなしや、あとで食器と一緒に洗えばいいやというのが、包丁の寿命を短くする主な原因となっています。

また、後述しますが、包丁の自然乾燥も、寿命を縮めてしまう原因の一つになります。そのため、洗った後は、乾いた布巾などでよく拭くことが大切です。

そもそもステンレスのバリアーとは何か?

ちょっとだけ化学の話をします。

ステンレスというのは鉄鋼の一種ですが、普通の鉄鋼と何が違うかというと、
ステンレスにはクロムという成分が多く含まれていることです。

このクロムという物質は空気中の酸素とすぐ結びつき、酸化しやすいという性質があります。
そのためステンレス包丁の表面では、クロムが空気中の酸素と結びついているため、酸化したクロムで覆われているということになります。

この酸化したクロムこそが、ステンレスのバリアーの正体です。

つまり、クロムが鉄の代わりに犠牲になって酸化されることで、鉄の酸化を防いでいるというわけです。

ステンレスのバリアーを破壊するのは「水道水」や「調味料」

酸化したクロムのバリアーですが、実は弱点があります。

それは「塩素」「塩分」です。

塩素や塩分は、このステンレスのバリアーを破壊します。

ステンレス腐食の原理

身近なもので言うと、
塩素といえば、水道水に、
塩分と言えば、塩や醤油、味噌などに含まれています。

うちの嫁がやっていたような、水を張ったボールの中は塩素まみれですし、
また、食べ終わった食器が散らかっている流しの中は塩分まみれです。

そのため、包丁は使ったらすぐ洗うのが大切なのです。

ちなみに、洗った包丁を自然乾燥させるのもNGです。

自然乾燥をさせると、
水分が蒸発されていく一方で、
塩素がなくなることはなく、包丁の表面に濃縮されていってしまうからです。

ですので、乾いた布などですぐ水分をふき取るようにしましょう。

とはいっても、洗い物はめんどうくさい

理屈はわかったとしても、ぶっちゃけ洗い物ってめんどうくさいですよね。

私もたまに洗い物をしますが、その度に「これを洗ったとしても、数時間後にはまた使うわけだしなぁ・・・」と考えてしまいます。

そのため私は「3分ルール」という自分ルールを作り、実践しています。

3分ルールとは「3分以内に終わることはすぐやる。」というものです。

「何故3分か?」というと、
自分の性格上、3分間までなら心を無にして淡々と作業ができるからです。

包丁を洗うだけなら15秒あれば終わります。

私は普段そのほかにも「洗濯物を干す」「息子のおむつを替える」などに、3分ルールを活用しています。

みなさんも、めんどうくさいと思ったことは、
自分でルールを作ってみてはいかがでしょうか。

研磨材でこするときの注意点

錆びたときの対処方法としてよく聞くのは「スコッチブライトでこすって落とす」というものです。

たしかに、スコッチブライトのような研磨材でこすれば、錆びを落とすことができます。

ですが、研磨剤でこするなら、なるべく目の細かい研磨材を使ってください。

目が粗いものを使うと、包丁を傷つけてしまうことになります。
その傷に醤油や水道水が入り込むと、
こする前に比べ急速に錆びが進行するようになります。(すきま腐食といいます)

こすって落とす際は、なるべく目の細かいもので、優しく落としてください。

まとめ

包丁以外にも、料理ハサミやピーラーなどのステンレス製品も同様なことがあります。

特に料理ハサミは、パウチなどをあける際に使うことが多いですが、パウチの中の汁などがついた場合は、すぐ洗って、よく水分を拭き取りましょう。

道具はなるべく長持ちさせたいですし、なにより、錆びが食べ物の中に入っていたら衛生的によくないですからね。

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