- 自分に合った転職エージェントの探し方がわからない
- 転職エージェントの、各社の違いを教えてほしい
- 転職エージェントの下調べの参考にしたい
こんにちは、リヴィです。
私は普段、機械の設計をしているのですが、昨年の夏に大手機械メーカーからベンチャー企業へ転職をしました。
細かく言えばいくつか理由はあるのですが、ざっくりいえば
- この会社にいても、自分の能力が向上しないと感じたから
- 所属していた部署の事業で収益がとれなくなり、部署がなくなったから
- 興味のない部署・プロジェクトへの異動を薦められたから
といった感じです。
同期との社内研修でも「あいつは勉強ができるなー!」と言われていたり、ベンダーさんからも「いやぁ、リヴィさんのおかげですわぁ」なんて言われていたので、
「この調子で仕事をしていけば、自分がスキルアップできるし、会社にも評価されるんだろう」と、どこか安心しきっていました。
また、仕事のできる先輩たちも、「他部署への異動」や「長期出張」などを通じてスキルアップしていったと聞いていたので、仕事はそういうものだと思いこんでいました。
ですがある時
「それって本当なのかな?会社の関係者からではなく、第三者から客観的に評価してもらったことなんて、今まであったっけ?」
と気になりだしたのが、転職活動のきっかけでした。

もともとは転職する目的ではなかったんですよ。私は「機械設計者としてスキルアップしていきたい!」という思いがあったので、お世辞を抜きにして、本音で今の自分を評価してほしくて、転職活動をしました!
転職活動をする上では、転職エージェントを使うのがいいです。
だたの求人紹介だけをする他のサービスとは違い、
- 機械設計者の中で、評価がされやすい分野はどういったところなのか?
- 世の中に求められている視点からみて、自分にはどういった部分の知識・経験・スキルが不足しているのか?
- 自分が「やってみたい業務に携われていない」のは、能力がないからなのか?それとも運が悪いだけ、会社の方針のせいなのか?
- 今の自分の業務内容および能力的に、適正年収はいくらなのか?今の給料は高いのか、安いのか?
- 自分がもっとスキルアップしていくためには、どのような環境で仕事するのが望ましいのか?
といったことを、無料でバッチリ教えてくれます。
転職エージェトの方がいいという詳しい解説は、以下の記事で解説しています。

一応会社では定期的に上司との面談・フィードバックをやっていましたが、エージェントを使ったほうが断然良く、「天と地ほどの差」でしたね!やっぱプロってすごい・・・
ところで、転職エージェントですが、色んな会社があるので、登録しようにも気が進まなかったりします。
- 電車やネットの広告にいっぱい出てくるし、
- どこも「〇〇でNo.1」「〇〇系採用ならxx!」っていう文言ばっかだし、
- 自分の業務内容・興味のある分野に適するところがどこなのか、わかんないし、
- 登録して、変に勧誘されまくったら嫌だし、
そこで今回は、実際に私が利用した転職エージェントを元に、機械設計向けのおすすめの転職エージェントとその特徴について解説いたします。
「転職活動ってなんか怖いなぁ」という人は、この記事を読んで転職エージェントを選ぶ参考にしていただければ幸いです。
おすすめの転職エージェント
JACリクルートメント
- 高年収の職場で働きたい
- 外資系企業・ベンチャー企業に興味がある
- 自分の知らない優良企業からの求人も見てみたい
- 担当者が、応募先の企業について詳しい人がいい
- 即戦力って具体的にどんなスキルが求められるのかが知りたい
まず私がおすすめできるのは「JACリクルートメント」です。
30歳以上で経験のある業界・職種の高年収求人が得意で、年収500~600万円以上が狙える求人や、年収1000万円を出すような求人まで紹介してもらえたりしました。
もしあなたが「ある程度の期間、今の業界で仕事をし続けてきた」「今まで自分が培った実力をもっと発揮してみたい」と考えるなら、ほぼ必須で登録しておくべきだと思います。

実際に私が現職の内定がとれたのも、ここのエージェントでしたー!内定をとったときは29歳でしたので、30歳~というのは必須ではないですよー!
JACリクルートメントの求人は「日系大企業」からのものもありつつ、「外資系企業」からのものも多くありました。
その割合的には、おおよそ半分半分ぐらいといった感じです。
自分が知らないような企業からも、高い年収の求人が来ていたりしたので、とても参考になりました。
JACリクルートメントの担当者には特徴があります。
それは「求人を出した企業ごとに、各担当者がつくという方式」ということです。
どういうことかというと、
例えば「A社の選考を進めるときと、B社の選考を進めるときとで担当者が違う」ということになります。
そのため担当者は、
- その会社の雰囲気は実際どうなのか?ネットのウワサは本当なのか?
- 今までその会社に応募して内定をとった人はどういう特徴があるのか
- その会社の選考に落ちた人は、何が理由で落とされたのか?
といった情報にとても詳しかったりします。
また、JACリクルートメントのあまり曖昧な表現はせず、ハキハキ言う人が多かったという印象です。

それが良いか悪いかは、人それぞれだと思いますけどねー笑
これから日本の会社は「ジョブ型雇用」を採用する傾向にあり、30歳を超えてからでも転職するのが当たり前な時代がくることが予想されることからも、
すでに転職をした私自身ですら、これからもお世話になる可能性は十分にあると考えています。
JACリクルートメントが合わない人
そんなJACリクルートメントですが、もちろん「合わない人」もいます。
それは「勤務地が国内で、外資系企業に所属して開発・基本設計をやりたい人」です。
「日本企業のような、無駄な会議・副業禁止の社則・長時間残業・ハンコリレーとった悪習慣から解放されたい!」
というと、外資系の企業が選択肢に入ってきます。

外資系は、JACリクルートメントの得意分野というのもありますしね!
ただ勤務地が国内となると、職種は「開発・基本設計以外」のものが多かったりするのです。
そもそもですが、外資系企業が日本で求人を出している理由は「自社製品を日本で展開したいから」というのがほとんどですから、
「開発・基本設計」の部隊は本国にいることが多いです。
なので求人を見ると、
- 自社製品を、顧客に適する形でカスタマイズ
- 日本における市場調査
- アフターサービス
といった内容が多かったです。

外資系の企業で、コア製品の開発・基本設計するなら、海外に飛ぶしかないかもしれませんねー
もし、あなたが
- 悪しき日本の習慣から解き放たれて、開発や基本設計をガツガツやりたい!
- でも、勤務地は国内がいい!
と思うのであれば、ぜひ「ベンチャー企業」を検討してみてください。

意外だと思いますが、中小・ベンチャー企業でも、大企業に負けないぐらいの条件を出しているところもありますよー!
マイナビエージェント
- まだ年齢が若いけれど、良質な求人を紹介してくれるエージェントがいい
- こちらの性格をじっくり理解してもらった上で転職活動を進めたい
- 「自分は何がしたいのか」「今の職場の何が気に入らないのか」が深堀りできていない
- 転職先は日系の大企業にしようと決めている
もう一つおすすめなのは「マイナビエージェント」です。
マイナビエージェントは「20代〜30代ぐらいの層の転職・第二新卒」に強みがあり、中でも日系の大企業については、非公開求人も多く持っているのが特徴です。
特に、登録者の業種の競合他社からの求人はほぼ紹介してくれます。

私は内定を受けたのはJACリクルートメントでしたが、マイナビエージェントも同時に登録していました!サイトも見やすくて、対応も丁寧でしたよー!
マイナビエージェントの場合は、JACリクルートメントとは異なり「登録者1人ごとに各担当者が割当てる」という方式を採用しています。
例えば「A社の選考でも、B社の選考でも、基本的には同じ担当者になる」といった感じです。
そのため、転職活動そのもののサポートはもちろんですが、
- 自分はなにを求めているのか?
- 今の職場が嫌だと思う根本原因は何なのか?
- どんな条件の職場だったら、自分は豊かになるのか?
- 家族とどのように話をしていけば良いのか?
といった、登録者やその身の回りの人達の考えを深堀りし、言葉として整理する手助けをしてくれます。
- 今の職場が嫌なのは間違いないけれど、自分が何がしたいのか、いまいちよくわかんないんだよなぁ・・・
- コミュニケーションが苦手で、自分のやりたいことをうまく言葉で表現できないんだよなぁ・・・
という人は、担当者がコロコロ変わるよりも、同じ担当者にずっとサポートしてもらう方が、転職活動の効率がぐーんと上がります。

私の場合は、妻の相談に乗ってもらっていましたね!「もしかして奥さん、地元に戻りたいんじゃないですかね?」と言われ、妻に聞いてみると「うん!その方がなんか安心!」と言っていました笑。
マイナビエージェントが合わない人
そんなマイナビエージェントにも、「合わない人」というのがいます。
それは「日系の大企業に興味がない人」です。

はい、私ですね・・・笑
私が転職活動をしているときは、
- 企業ブランドとか、全然興味ない
- お客さんではなく、上司の機嫌を取る文化がダサい
- 下請け業者向けに仕様書を書くのがメインではなく、ちゃんと設計をメインでやりたい
- プロジェクトの規模が大きすぎると「設計というよりマネジメント状態」になってしまうので、1〜2人程度で回せる程度のプロジェクトがしたい
という人だったので、大企業案件の多いマイナビエージェントだと合致する求人が少なかったです。
担当者から送られてきた求人を見たときの私の感想が
「まぁ、ここらへんの企業からの求人は、紹介されてもおかしくないよねー」
という予想通りの感じでしたので、「もうちょっと雰囲気の違う求人が見たい」という人には退屈かもしれません。

もちろん、ベンチャー企業の求人もありましたし、実際応募したりもしましたよー!
doda(パーソルキャリア)はおすすめしない
実は私はもう1つ転職サービスに登録をしていました。
それが「doda(パーソルキャリア)」です。

私の身の回りで転職活動をしている人のほぼ全員がdodaを使っていて、めっちゃびっくりしました!よくYouTubeの広告に出てきますよね笑
ただ申し訳ないのですが、個人的にはdodaは全くおすすめできません。
doda最大の特徴は「転職サイトの特徴と、転職エージェントの特徴を、足して2で割ったサービス」という両刀型であることです。
企業から広告料をもらって紹介しつつも、エージェントがつくというようなものでして、
一見すると一石二鳥に思えるのですが、実際はむしろ「サービスとして中途半端」でした。
毎日10件前後の求人がエージェントから送られてくるのですが、前述の「JACリクルートメント」や「マイナビエージェント」に匹敵するような求人は1つもありませんでした。
さらにそれとは別に、AIを使った求人紹介が毎日100件近く来ます。
このAIも質がめちゃくちゃ悪く、
- 「メーカー志望」なのに「保育士」とかの求人が送られてきたり
- 「技術職志望」なのに「営業職」の求人ばかり送られてきたり
- 面談で希望の勤務地を伝えているのに、全然違う勤務地のものが送られてきたり
- 希望年収より数百万円も低いものばかりだったり
といった感じでした。

申し訳ないですが、スパムメールにしか思えず、めちゃくちゃストレスたまりました・・・
doda担当者に苦情を言ったところ、AIによる送信は設定で停止することができるとのことでしたが、
- 貴重なスキマ時間なのだから、設定をチマチマ変える手間すら取らせないでほしいし、
- 設定を止めても、色んな担当者から毎日マシンガンのごとくメールが送信されてくるので、未読の求人がどんどん溜まっていくし、
- AIじゃなかったとしても、他社と比べると求人内容が劣るし、
といった感じで、デメリットばかりが目立ったので、すぐに退会しました。

手間もストレスもかかるエージェントは、ぶっちゃけ使う価値ないです。
他の転職エージェントはどうなの?
転職エージェンはここまでに紹介したもの以外にも、
- JAIC(ジェイック)
- リクルートエージェント
- メイテックネクスト
- Kaguya
などが挙げられます。
私自身は利用したことがないのでコメントは控えさせていただきますが、どちらも終始無料でサービスを受けることが可能とのことです。
「JACリクルートメント」や「マイナビエージェント」に加えて、もう一つ登録しておきたいなーという気持ちがあれば、登録してみるのもいいと思います。

ただ、同時に登録するのはせいぜい3つぐらいに抑えておくのがおすすめです。多すぎると、頭の中がパンクします。
ちなみにですが、複数のエージェントを使う時に、面談で毎回最初からいちいち説明するのが面倒くさいという人は、
「先日、別の〇〇エージェントにも面談をしに行っていて、xx系の業種の求人を紹介してもらっていましたー」
というと、話が早いです。

注意点として、別のエージェントに話に行くときには、求人をもらった具体的な企業や条件について発言したり、求人票を見せてはいけませんよ。「非公開求人」ですからね。
読者のときさん(@toki_engineer)から、転職エージェントの使用感についてコメントをいただきましたので、よろしければご参考にしてみてください。
私もその中ではJACさんが1番良いと思います。
— とき@engineer (@toki_engineer) January 19, 2021
リクルートさんは全くお勧めできませんね😅なんでもかんでもぶっ込んでくるので。
あとは各地域毎に、各地元に強いエージェントさんがあり、案外掘り出し物の企業さんを紹介してくれますね。
まとめ
今回の内容についてまとめると、以下の通りとなります。
- 転職をする気がなくても、転職エージェントは利用することができる
- 転職エージェントは、「
JACリクルートメント」や「マイナビエージェント」はおすすめ(人によって合う合わないはある)
- 両方同時に登録しても、そこまで負荷がかからない
- 転職エージェントは、「最小限の労力」で「良質な求人案件の紹介」「手厚いサポート」を受けられるかどうかが重要(dodaはおすすめしない)
とくに、転職する・しないにかかわらず、第三者からお世辞を抜きにして評価してもらうことは、自分のスキルを確認し、さらに向上させる上では非常に重要です。

実際私は、転職エージェントに登録しても、2ヶ月ぐらいは応募をせず、エージェントに色々と評価やアドバイスをもらいまくっていましたからね!
転職は場合によってはリスクがありますが、転職活動自体はノーリスクです
途中でやめたくなったらやめればいいですし、少し時間が経ってまた気になりだしたら再開するのでもOKです。
さらに、現在はオンライン面談なども対応してくれているため、自宅にいながらも安心してエージェントと話ができます。

最初は緊張しますが、「面接」ではないので、ざっくばらんな感じで本音を話をしても大丈夫ですよ笑。その方が相手にもよく伝わりますから!
今回は以上となります。ご一読、ありがとうございました。